あなたは、ストレスといった単語をどこできいたことがありますか?
例えば、病院で、どこか具合が悪いのに診察してもらったら、異常がなくて先生から一言。
『原因わかりませんね、ストレス減らしてください』
もしくは、保健の教科書で、『ストレスで病気を引き起こします。なるべく溜め込まないようにしましょう』とか。
多くの媒体でこの登場しているストレス。
何故これほどまでにストレスは悪者として扱われ、免疫力を下げてしまうのでしょうか?
その答えは、ストレスは悪だと刷り込まれてしまった我々の考え方、会社員の方はストレスを減らすことが難しいというジレンマ、そしてどう対処していいのか分からないからです。
それでは、ストレスで免疫力が低下すると体はどんな反応を起こすのか見ていきましょう。
ストレスで免疫力が低下するとどうなるのか?
風邪
まず、代表的なものは風邪です。
ストレスで免疫力が下がってしまうと、体を守る力が弱くなります。
そうなると本来の働きがうまくできず、外部からウイルスが入りたい放題入り、悪さをします。
原因不明の胃痛
これもよくあることです。
何か満足できなかったり、腹がたったり、自分の好きなことができなかったりすると、胃のあたりがキリキリするように痛む。
そんなことはありませんか?
実はこれもストレスが原因で、胃そのものが悪いわけではないのです。
実際にこんな友人がいます。
ディズニーが大好きな友人でしたが、数ヶ月行かないだけで胃にキリキリと痛むようになりました。
心配で病院に行くと、胃に異常はありません、ストレスでしょうと返されたそうです。
その友人はこれはディズニーに行かないからかと語っていました。
好きなことが少しでもできなくなると、人によってはそれがストレスの引き金にもなってしまいます。
疲れがずっと続く(慢性疲労)
病院に行くほどでもないけど、なんだか毎日疲れてる。
そんなことはありませんか?
毎日毎日、だるくて体起こすのがしんどいそんな疲れは、慢性疲労と呼ばれていて、体がずっと疲れている状態なのです。
本来ならば、睡眠がしっかり取れていたりすると、体がきちんと修復してくれ、翌日には元気もりもりのはずなのですが、そこで上手く修復されていないと、体が疲れ切っている状態で、朝からエンジン切れを起こした状態になります。
うつ病
近年、若年層にも広がりつつある心の病気の代表格、うつ病。
このうつ病の原因も、過度のストレスだと言われています。
うつ病の発症前を振り返ってみると分かりやすいと思います。
毎日上司に怒られ、学生時代は先生に成績が悪いから叱られ、親からも叱られすると、あなたの心はしだいに対処が追いつけなくなり、何もかもがストップした状態になります。
気分は暗く、何をやっても億劫で面白みがなく、表情も一切ないそんな状態になり、いつしか引きこもりの生活が始まってしまいます。
がん
今、現代人で一番恐れられているかつかかりやすい病のうちの1つです。
多くの芸能人がこのがんに命を奪われ、そのせいか、いつしかがんは恐れられるようになってしまいました。
この原因も元をたどれば、過度のストレスです。
しかし、同じ環境下でも、がんになってしまうのは運次第だととある医者がテレビで言っていました。
それにしても今や2人に1人かかると言われている現代病です。
ストレス恐るべしです。
幾度となくストレスという言葉が出てきました。
何故、これほどまでにストレスは悪者扱いされてしまうのでしょうか?
何故これほどまでにストレスは悪者なのか?3つの要因
広まってしまったストレスは悪という構図
一つ目の要因に、ストレスは悪という構図があなたの中にあるからです。
医者に、先生に、親にときに友人に、それってストレスじゃない?
ほどほどにしないとと何千回も言われてきたかもしれません。
そして、マスコミにも流れるこの病気の原因はストレスであると考えられています、と
ちゃんと”考えられている”と書かれていたり、言われてたりするのですが、どうしてもストレスが病気を引き起こす方に目がいってしまいます。
そうなると、それを繰り返す見ているうちに、あなたの頭の中は、ストレスはダメという構図ができあがってしまうのです。
ストレスは減らせないジレンマ
二つ目の要因に、ストレスは減らせないことに気づいてしまうことです。
実際私も学生時代に頭痛をこじらせ、1ヶ月経っても治らないので、病院に行きました。
CTかMRIかどちらか忘れましたが、機械で頭の中を撮りました。
そしたら、結果異常はありませんでしたが、医者に親に時間割を持ってこさせてくださいといわれてそのまま帰りました。
そうです、この頭痛の原因、学校の時間割と先生に問題がありました。
しかし、このまま辞めるわけにもいきません。
むしろ辞められません、大学受験が控えているからです。
このときはこう思ってました、ストレスなんて減らせないじゃんと。
どう対処していいのか分からない
三つ目は、2つ目からつながりますが、ストレスを減らせと言われてもピンときませんでした。
あれほどストレスを減らしましょう減らしましょうと言われているにも関わらずです。
多くの人が、文字だけ目の当たりにしてしまい、実際どのようにしたら、いや書かれてあることをやったとしていても、こんなんで対処できてるの?と不安を抱かれている人もいることでしょう。
結果対処方法がわからないままそのまま年月だけが経つ状態になってしまいます。
対処方法の前に、ストレスが何故病気を引き起こすのか正体に迫っていきましょう。
ストレスを引き起こしているものの正体とは?
自律神経
その正体は、あなたの自律神経です。
例えば、大事なプレゼンの前に人によっては緊張して思わずトイレに駆け込んでしまったりとか、胃が痛くなってカバンの中から胃薬を取って飲んだりとか、場合によってはどうってことない人もいます。
実はこの症状は、あなたの自律神経で調整されているのです。
自律神経は、プレゼンが来た!しかも超難易度級のプレゼンだ!うわぁどうしよ!どうしよ!そうだ!プレゼンしなければいいじゃん!そのためには胃痛を引き起こしてトイレに駆け込ませればいいんだとなってしまうのです。
その結果どこも悪くないのに、都合のいいことが起こります。
15分前きっかしに急に胃が痛くなりトイレに駆け込んだりとそういった現象です。
それでは、要因もわかったことで、実際にどのようにストレスに対して対処していいのか紹介します。
あなたが今すぐできるストレスへの5つの対処方法
ストレスは悪という構図を捨てる
まずは、ストレスは悪という構図、すなわち思い込みを捨てることです。
逆にストレスは、対処をしていくことによって、どんな状態においても対応することができます。
プレゼンの前に平然と立っている人を見てください。
最初は、どうやったらあんな平然さが身につけられるんだよと思うかもしれません。
しかしその平然さは、ストレスは悪ではなく、ストレスはほどよい刺激という考え方を持っている人です。
ストレスが来た!上手くできているイメージをしてやろうと思うと、実際そのようになっています。
同じような状況下において、これほど差がでるのはそのためです。
いいところにスポットを当てる
ストレスは、いいところにスポットを当てるといいように働いてくれます。
あなたは、普段から何事をするにおいても悪いところばかり気にしていませんか?
物事は、メリットとデメリットで成り立っています。
デメリットばかりを見ていると、やがて毎日が溜息の生活ばかりになってしまいます。
溜息ばかりついていると、健康な人でもうつ病になってしまいます。
最初は難しいかもしれませんが、否定的なものが浮かんできたら、これのいいところはどこだろう?と自問自答してみましょう。
腹立つ上司は自分が心の中で爆笑できるあだ名に置き換え
人によっては、ストレスの原因が上司だったりします。
しかし、異動も辞めるわけにもいきません。
そんなときには、あなたが心のなかで爆笑できるあだ名に置き換えてみましょう。
いつもなら、『あの上司なんだよ!つまらない仕事ばっかりで!いいとこ全部もっていきやがって』となりますが、例えば爆笑できる名前がクズコさんだったとしましょう。
『またいつものクズコさんの癖だよハハハハハハッ』となればあなたの中でストレスが大分緩和されてます。
趣味の時間を取る
そして大事なのが、あなたの趣味です。
趣味を持つことは大事なことです。
何でもいいんです、自分が楽しいと思えることならどっぷりハマってください。
ゲームだったり、読書だったり、映画鑑賞だったり色々あります。
今はSNSも発達していますので、もしかしたら、新しい出会いがすぐそこにあるかもしれません。
いつの間にかストレスなんてぽかんとなくなっています。
栄養は植物性由来の食べ物から摂取する
そしてもう1つ大事なのが、もちろん食べ物です。
私たちの口にするものでできていますから。
あなたは、動物性○○や植物性○○という言葉を聞いたことがありますか?
動物性は、もちろん牛や鶏やブタなど動物から摂取している栄養です。
植物性は、玄米やレンコン、ニンニク、等植物から摂取している栄養です。
動物性のものも大切ですが、比率としては植物性のものを増やしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ストレスと免疫力の低下の関係についてお話しました。
あなたもよく耳にするストレスは病気を引き起こすフレーズ。
あまりにもよく見かけるためにいつの間にかそうなってしまいました。
そして、そう信じ切ってしまうことによって、風邪やうつ病、そしてガンまであなたに襲いかかってしまうのです。
そうはならないように、普段から自分にストレスに対してどう対処していくのかが課題です。
一番やりやすいのは、趣味を持つこと。
不安を忘れられるくらいどっぷりはまれる趣味が一番いいです。
あなたにとっていつまでも健康ライフを。