干支の順番はどうやって決まった?干支にまつわる面白い話

干支はどのように記憶していますか?掛け算のように当然に記憶していて、「ねーうしとらうーたつみー」と念仏を唱えるかのように出てきませんか?
この干支ですが、なぜ、このような動物達がこのような順番で出てくるのでしょうか?不思議に思ったことありませんか?
犬や鳥は出てくるのに、なぜ猫だけ出てこないんだろう・・・?とか。
文化や伝統はそれぞれ、様々な由来があり、しかし定かではないものも多々あります。
この干支の話も複数の由来があり、定かではありませんが、干支が出来るまでのチョットした話があるんです。
今回は、その干支がこのような順番になった話や、干支にまつわる面白いお話をご紹介したいと思います。

 

有名なのは、動物達の大レースで干支を決定!

 

昔々、天上の玉大帝という方が、12種類の動物で年を表そうとしました。

しかし、どうやって順番を決めよう・・・?

「私が犬が好きだから、1番最初に犬にして、いや、でも鳥も好きだし、猿も好きだ。うーん困ったな。そうだ!この動物達に競技をしてもらって、それを順番にしよう!」

という訳で、動物たちに競技により、年を決める!というお触れを出されました。

と、ここまでは、よく知られる話ではないでしょうか?

チョットしたおとぎ話のようで面白いですね。

ですが、この大レースの話、動物達の特徴を使ったお話があります。

 

自分を知り、心優しい牛とずる賢いネズミ

 

競技の話を聞いた牛。自分の事をよく理解しているようで、

「オレは歩くのが遅いから、一足早く出かけるべ~」

と、まだ暗いのに、競技をスタートする前日に出発してしまいます。

それを牛小屋でみていたネズミ。

「チョット背中に乗せてもらえませんか?」

ずるい申し出。にも関わらず、そんな事を知ってら知らずか、牛は

「いいよ~」

と。何て疑う事を知らない、心優しい牛なんでしょう!

ところが、ゴール直前で背中に乗っていたネズミは飛び降ります。

そして、チョロチョロ~っと走って、1位でゴール。

ほとんど走ることなく、1位だなんて。

賢いというか、ズルい!

 

ココからはデットヒート!そして駆け引き

 

次に現れたのは、龍と虎。

デットヒートを繰り広げています。

抜きつ抜かれつの両者、譲らない、譲れない闘い。

そんな中、どこからともなくウザギが乱入!

そして、龍のコースを妨害します。

そんなこんなやっているうちに、虎がゴールしてしまいました。

それに続いてウザギもゴールします。

呆気にとられていた竜は、焦りました。

とっても貫禄があり、威厳を放つ竜。

これ以上、順位を下げる訳にはいきません。

何が何でも5位には入りたい。後ろを見ると、ヘビやそこまでやってきています。

竜はヘビに言いました。

「おい、ヘビよ。お前は龍のこのオレに似ているなんて思ってないよな?角もなければ、そんなヒョロヒョロとした姿で。オレだったら、そんな姿、人前に出れやしない」

そう威嚇されたヘビ。

ヘビは角がない頭を隠すようにして、龍の後ろにいき、5位に龍、6位にヘビという順になりました。

それから、少し遅れてやってきた馬が7位。

 

同時到着をした動物達

 

4cf11f6400e58863d52ed0eb106d352b_s

 

猿と羊が同時に到着してしまったので、審査員が判定に入ります。

どのような理由で判定したかは定かではありませんが、羊が先にゴールしたことになり、8位や羊、猿が9位という順になりました。

すると、今度は鳥と犬が同時に到着してしまいました。

鳥が大声で審判に直訴し始めました。

「どうか、理由を聞いてください!私は、毎朝早くから、しかも365日休むことなく町の人々を大き声を出して起こす、という務めをしております。どんな事があろうとも、この務めを欠かしたことはありません。でも、犬はどうですか?ご主人のいない家を寝ながら守っているだけじゃないですか!その犬がなぜ、私よりも先の順位になれるのでしょう?」

口達者な鳥ですね。

意外にも審判は、この鳥の直訴に納得し、鳥を先にして10位に、そして犬を11位にしました。

そして、最後にイノシシが到着して、全ての順位が決まりました。

 

猿と犬の順位は他の言い伝えが

 

犬猿の仲とも言われる、猿と犬。

ゴール直前でもいがみ合いをしています。

それを見た鳥が、両者の仲裁をした為、干支の順位は猿と犬の間に鳥がいると言われています。

仲裁に入ったけど、猿を先にしたのですね!

 

イノシシは実は1位だった!?

 

本当は1位に到着していたと言われるイノシシ。

ですが、干支では最下位です。

イノシシは、猪突猛進でまっすぐに走ることしか出来ない性分。

1位で到着したにも関わらず、ゴールを通り越してしまいます。

戻ってきた頃には、もう他の動物が到着していたため、最下位になったというお話もあります。

何か、チョットかわいそうで、憎めないですね。

 

なぜ、猫がいないの?

 

f7e23dc45b28e86bfb3df08dcd4a827d_s

 

動物の中でも特にポピュラーな猫。なぜ干支にいないのでしょう?

それには、ネズミの存在がありました。

ネズミは競争でも出ていたように、ずる賢い動物です。

猫に競争がある日程を聞かれました。

その時にピーンを悪知恵が働きます。

わざと間違った日程を教えたのです。

日頃からいじめられている腹いせに・・・。

そうとは知らずに猫はウソの競争日に朝早く目を覚まし、ゴールに向かって一目散に走りました。

意気揚々と1番乗りだと門内に入ったのですが、天帝から

「十二干を決める行事は昨日じゃぞ?何を寝ぼけておる。顔を洗って出直して来い」

と言われ、ガックリして帰りました。

「それにしても、ネズミのヤツ!許せない!!」

と怒った猫。これ以降、猫はネズミを捕まえるようになったそうです。

また、猫が手で顔を洗うような仕草も、この天帝に命じられたためだそうです。

 

猫が干支にいない理由、他にもあった!

 

そもそも、猫がいなかったという説も。

昔より人々はネズミには悩まされています。

日本の歴史にも出てくるように、ネズミ対策のために建てられた、高床式倉庫。

床下直下の柱などに円盤状の枝をネズミ返しの仕掛けとして付けられているのが確認されています。

このことから、ネズミを捕まえるはずの猫が当時はいなかった、と考えられています。

そして、ネズミ対策として中国より取り入れることになったとか。

また、中国から日本に経本を船で運ぶ際、ネズミにかじられないようにと猫も経本と一緒に乗せたため、そこで猫が日本にやってきたとも言われています。

 

仏典では、猫は別の要因で干支に入れなかった

 

釈迦や病に倒れ、いよいよ・・・という時に動物達は心配してお見舞いに行きました。

ネズミは、釈迦の薬を取りに行ったのですが、帰りに猫が邪魔に入り、薬が間に合わず、そのせいで釈迦は天国へ。

その事から、ネズミは一番目に、そして猫は干支に入れなかったとされています。

 

実はツバメもいた!?

 

釈迦の臨終を聞かされたのに、ツバメはお化粧に時間がかかり、最期に間に合わなかったのです。

また、穀物を食べる事も許されなくなったとか。

確かに、ツバメは可愛い鳥の象徴ともされています。

しかし、こんな大変な時に化粧を優先したなんて・・・。

 

まとめ

 

干支の順番に関しては、様々なお話があります。

しかも、干支は日本だけじゃなく、中国や台湾、チベット、そしてロシアなど多くの国でも言われているようです。

国によって、猫が入っていたり、豚がはいっていたりするそうです。

逸話なので、真実を突き止めるのは困難ですが、動物たちの特徴をとらえつつ、順位が決まっているので、面白いですね。

血液型で人を分析するという話があるように、干支で人の性格を分析する事もあるようです。

ただ、干支で性格パターンを決められてしまっては、学生時代の同級生は皆、同じような性格になるのでしょうか?笑

しかし、先生からすると、今年の学年は大人しいとか、今年は大変だとかいう事もよく聞く話です。

少なからず、干支の特徴の影響があるのでしょうか?

謎は深まるばかりです。