イースターとは…卵モチーフのお祭り、日本では流行りそう?

海外では馴染みのあるイースターですが、日本で定着してきたのはここ23年とつい最近のことですよね。「イースター」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?卵やウサギのモチーフで、春のイメージで…といったことを思いついても、実際何なのかわかっていない方も多いのではないでしょうか。
今回はイースターとは何か、卵やウサギが使われるのは何かなどイースターの豆知識をご紹介します。この機会にイースターが何なのか知って、日本でも楽しめるイベントにしませんか?

イースターとは?

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イエス・キリストの復活を祝うためのお祭り

イースターは日本語に訳すと「復活祭」。イエス・キリストの復活を祝うお祭りなので、キリスト教においては最も重要な祝日とされています。クリスマスと同じくらい重要なものだそうです。
イエス・キリストは金曜日に十字架にかけられ、それから3日目にあたる日曜日に復活したとされています。それを受けて、イースターの日は毎年変わります。春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日と決められているのです。日曜日が休日になった理由もイースターからきています。キリスト教徒も昔は週の最後の日、土曜日を休日にしていました。しかしイエス・キリストが復活した日である日曜日に仕事を休み、礼拝のために集まるようになったのです。ただの春のお祭りではなかったんですね。

卵とウサギはどうして使われるの?

イースターの飾りつけでよく見かけるカラフルな卵やウサギモチーフ。どうしてこの2つがたくさん使われているのでしょうか?どうやら、イースターの名の由来となった春の女神イーアスターが、生命のシンボルである卵と繁殖のシンボルであるウサギを連れていることからだと言われているようです。
昔、卵は豊穣のシンボルでもありました。命の入れ物、すなわち生命の始まりのもの。ウサギは春に多くの子どもを産むため繁殖の象徴。春は新しい生命が多く誕生する時期でもありますし、イースターを祝うのにぴったりですね。

本格的なイースターの祝い方とは

では、キリスト教徒の多い欧米ではどのようにイースターを祝っているのでしょうか。

飾りつけをする

ヨーロッパや欧米では、バレンタインデーが終わるとイースターの飾りつけに取り掛かるようです。家の中や庭にイースターエッグやウサギを飾り、パステルカラーの春らしい色合いで仕上げてお祝いムードを高めます。

イースターエッグのペイント

見たことがある方はお分かりだと思いますが、イースターエッグはただの白い卵ではありません。カラフルな色でペイントされていたり、楽しい模様がついていたります。この卵は自分たちで思い思いにペイントして作られたものなのです。子どもたちが楽しみにしているイベントの1つのようです。
本来はゆで卵の殻に色を付けますが、最近はあらかじめ中身を吸い出した殻やプラスチックの卵に色付けすることが多いとか。卵を染めたり絵を描いたりするだけでなく、ペイント用シールも使われているのが今時のイースターのようです。

イースターのごちそう

イースターはクリスマスと同じくらいに重要なイベントとあって、特別なごちそうが用意されます。お肉や卵料理が多く、ラム肉やデビルドエッグ(ゆで卵の黄身をくり抜いて、マヨネーズやピクルス混ぜ合わせて白身に詰めた食べ物)が主流です。ミントやパセリ、ニンジンなど春の食材を使った料理が大皿に並び、デザートとしてウサギや卵をかたどったケーキなどが出てくることが多いそう。テーブルにはお花やリボンで華やかな春の飾りつけがなされて、お祝いムードでいっぱいになります。

イースターエッグハント

自分たちでペイントしたイースターエッグを庭や公園に隠して、家族でかごを持って探しに行く遊びです。かごを卵でいっぱいにして、子どもたちは大喜びのよう。イベントとして開催されるときには卵型のチョコレートなど、お菓子であることも多いようです。

イースターエッグロール

イースターエッグを割らないようにしながらスプーンで転がし、ゴールまで走るイースターエッグロール。イースターを象徴するゲームで、アメリカでは、毎年大統領主催のホワイトハウスでのイースターパーティーでも行われています。毎年約3万人もが参加している人気のイベントです。

ボンネットパーティ

毎年、ニューヨークの5番街で開催される「イースターボンネットパーティ」。イースターをイメージした帽子を被ったり、仮装をして人々が集まります。キリストの復活を祝うというよりは「春の訪れを祝う」という趣旨でかなり大規模なイベントとなっているようです。

イースターは日本でも流行るのか?

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日本であまり定着していない理由とは

イースターは「キリスト教の復活祭」という点では日本ではまだまだ馴染みにくいですが、「春を祝うお祭り」という意味合いも含んでいるので取り入れやすいとも言えます。しかしハロウィンや恵方巻など、近年急激に定着が進んだイベントに比べると今一つ浸透していないようです。「春のお祭り=イースター」が日本に定着しない理由がいくつか考えられます。

日本の春=「お花見」

イースターの時期と重なるのは桜の開花。桜の開花と言えば、お花見です。日本人は昔から春の訪れを桜とお花見で楽しんできました。よって、改めて「春のお祭り」を文化として取り入れる必要が特になかったのです。スーパーや飲業界では、ハロウィンにはかぼちゃを取り入れたメニューが、節分には恵方巻をはじめロールにちなんだメニューが並びます。しかし春には「お花見向け」の食材が並んでいるのを見かけることが多いのではないでしょうか。

年度末・年度始めの時期と重なる

ヨーロッパや欧米の新学期は9月であるところがほとんどですが、日本は4月。ちょうど年度末・年度始めがイースターの時期と重なります。卒業・入学などただでさえイベントが盛り沢山の時期なので、イースターをあえてイベントとして取り入れなくても十分なのです。ただ、クリスマスの一週間後に大晦日・お正月で盛り上がっていることを考えるとイースターが入り込む余地はありそうですが…。

食品業界が積極的に動けば定着する?

お花見や入学・卒業のための食材があれば売れる時期なので、食品業界があえてイースターを推さなくても十分に売れる時期です。バレンタインデーやホワイトデー、節分の恵方巻きも食品業界が積極的に売り出して定着したもの。そう考えると、イースター向けの食べ物が全面にアピールされていけば日本でも数年のうちに定着するかもしれません。
今でも、季節になると一部のメーカーでイースターモチーフのスイーツなどが発売されます。色合いも可愛く毎年人気があるようなので定着の余地は十分にあるといえるのではないでしょうか。

まとめ

イースターとは一体何のイベントなのか、どんな風に祝われているのかについてまとめました。キリスト教の復活祭とあって、日本では中々馴染みの薄いものなのかもしれません。しかし、海外の祝い方をみると日本で取り入れても十分に楽しめそうに思えます。特に小さい子どもが喜びそうなイベントが多いですね。
日本にもお花見という素晴らしい文化がありますが、同時にイースターも取り入れてみるとより華やかな春を迎えられそうです。卵やウサギモチーフの飾りつけをしてみる、卵料理を取り入れてみる、などささやかなところから新しい春の形を楽しんでみてはいかがでしょうか?